一部のテイクアウト・宅配で成功しているお店を除いてほとんどの飲食店にとって売上回復は最優先かつ最重要の課題だと思います。
でもこの状況の中で売上回復は厳しくないですか?
もちろんそうですが、しっかりとマーケティングに目を向けてお店の「売り方」を見直すと今まで取りこぼしていた顧客を獲得できますよ
マーケティングですか・・・なんか難しそうですね!
大丈夫!横文字にすると難しいような気がするけど今までにやっていたことをちょっと整えたり・やり方を変えるだけです。お金もそれほどかけられないので1000円以内でできるようにやってみましょう!
こんにちは、飲食向上委員会アラフィフたかPです。私もこれを読んでいる皆さんも楽しく働いて売上利益アップができるコンテンツを目指しています。今日は1000円以下の対策で売上アップを図る方法です。
飲食向上委員会とは小規模飲食店の発展とそこで働く従業員の皆さんの豊かな暮らしに貢献をする無料で情報発信と経営サポートをしています。
活動内容は以下の3つをベースに個別コンサルティングを実施しています。
- 経営快善のヒントとなる飲食向上委員会ブログ・メルマガ発信
- ビジネスマンに便利な東京ランチ食べ歩きブログ・インスタ発信
- 短期集客への効果抜群!グーグルマップ登録代行
- 無料で簡単にできる売上アップワーク「売上倍増プログラム」
即効性ならSNSより先にやるべきことは外観整備
お金を使わずにできる広告宣伝というと多くの方がSNSを上げると思いますが、本当にそうなのでしょうか?確かにコストは手間だけで、たくさんのいいねやフォロワーを獲得することができます。そして魅力ある商品であればお店の投稿を見て来店する方もいるでしょう。
ただ、その反面、簡単にいいねやフォロワーが集まるというのは購買行動(飲食店でいうと来店)に結びつく可能性が低いとも言えます。
あなたのお店舗のSNSのフォロワーのうち商圏内のフォロワーは何%位でしょうか?よほど丁寧なフォロワー獲得活動をしていないと商圏内フォロワー30%ですら難しいのでは?
言い方を変えると商圏内でフォロワー獲得できる方は顧客を集める能力が長けているので個人店であれば販促にSNSを使う必要がない人であるとも言えます・・・
もちろん有効な使い方もありますが、その為には時間と労力をかけてSNSをコンテンツとして育てていく必要があります。(SNSの育て方についてはまた別の機会に話します。)
それではそろそろこの項の本題に入りましょう。お店の売上アップにとって一番優先順位が高いのは外観です。
それでは外観がなぜ飲食店では重要なのでしょうか
それは飲食店はシステム上、お店に入った顧客は100%購入をするからです。そして、同じく100%購入の理美容・マッサージ系のお店よりは単価が低いのでそれほど調査をしない確率が高いのです。
これを言い換えると、外観(看板)に魅力があれば、顧客になる確率が他業態に比べると圧倒的に高いからです。
それでは良い外観とはどのようなものを指すのでしょうか?
単純にオシャレだったりかっこいい外観が売上アップということにはなりません。オシャレな看板には高そうとか敷居が高そうというイメージもついて回ります。
大切なのは以下の4つのポイントを押さえているかどうかです。
- お店の前を通る人はどんな人なのか(マーケティング調査)
- その中のだれに伝えたいのか(ターゲット層選定)
- お店の魅力が見る人に伝わっているか(認知)
- 認知した人がお店に入りたくなる内容か(アクション)
ができているか確認しましょう。実際に4つのポイントをマスターするには飲食向上委員会編の「売上V字回復完全マニュアル」に書いてあるので、ぜひそちらをご覧ください。ここでは、すぐにできる具体的な例をみていきたいと思います。
売上を上げる外観のための「4つのポイント」の実践例
それでは良い外観のための具体的なやり方をいくつか挙げてみましょう。
繰り返しブランディング作戦
まず、最初は繰り返しブランディング作戦です。これはどういうことかというと、少し話が矛盾してしまう部分があるのですが、SNSと絡めていく作戦です。
全ての人は安心を求めています。それは消費行動にも表れます。(反面刺激を求めることもありますが、それはその人なりの安心の枠内でのことです。)
では、安心とはどういう状況なのでしょうか?それは「知っている」「理解できる」という状況です。
大変失礼な言い方ですが、日本で一般的な生活をしてきた成人の方で「マクドナルドが大好物」という方は少ないと思います。それでも日本全国のマクドナルドが売れている理由は(もちろん多くの企業努力があるのは事実ですが・・・)
- 「日本中どこにでもある安心」
- 「マニュアルが徹底していて品質にぶれがない安心」
- 「セットで飲み物がついて1000円以内で買える安心」
- 「急いでいるときでも提供がめちゃくちゃ遅くなることはない安心」
などなど多くの安心があるのを知っているからです。
これには長年の歴史と多額のお金を使ったプロモーションがあってのことですが、あなたのお店も安心を作ることができます。
それが繰り返しによるブランディングです。
具体的にはSNSやその他広告宣伝を使うときに同じ画像(ロゴ・看板商品など)をくどいなと思っても徹底して繰り返して流してください。
そして、ここからが外観の話になるのですが、さらに店舗の外観に1か所、入口のドアに1か所に同じ画像を使いましょう。
これがないと、SNSを見て来ようと思った人は実際お店の前に来て不安になります。新規客を獲得するために必要なのは絶対的に安心です。
安心をさせるために繰り返しをうまく使っていきましょう。
あえて一文字POP
ちょっと古い話で若い人は知らないかも知れませんが、私たちの世代の頃は今のようにアニメがワンクールごとに何作もでることはなく、ひたすら同じアニメが夕方繰り返し再放送されていました。そんなアニメの中に今でも根強い人気があるルパン三世があります。そのアニメのタイトルの表現方法は文字が一文字ずつ出てくるという手法でした。
これについては正確な心理学の文献は私は知らないのですが、前項でお話した「人は安心を求める」という心理の中に「空白を嫌う」というものがあります。
この心理が一文字ずつ出てくる言葉に反応を示すのだと思われます。これと似た効果が一文字POPにも表れると考えられます。
※一文字POPとは文書をB5・A4・B4などの一般的サイズの紙に一文字ずつ書いてそれをつなげて一つの文書で伝えるPOPです。
つまり、一文字ずつで区切られた文字が並んでいると(本能的に)「何て書いてあるんだろう」と目が行ってしまうという心理行動が働いてしまうのではないでしょうか?(繰り返しになりますが、不勉強でこのことを表すデータはちょっと手に入っていませんが・・・)
なのでコストをかけてデザインの凝った大型の出力をかけるより、一文字POPで本能的に読ませる方がメッセージが伝わるのかも知れません。
ぜひ、試してみてください。
ダサ売れる広告
冒頭でも触れましたが、デザイン性と広告効果には大きく関連性はありません。ブサかわいいという言葉もありますが、ダサさは親近感に近い感情が湧きますので、あなたのお店の価格帯とターゲット層によってはデザイン性を落としてインパクトのみの方が伝わるかも知れません。(実は一文字POPもこの部類に入るものです。)
- 強調色(赤・黄)を使い、インパクトをつける。
- サイズを大きくしてインパクトをつける(サイズを大きくするとコストがかかるので少し今回の意図からは外れてしまいますが・・・)
などが失敗も少なく、簡単にできる方法です。
ここ一番でのあえての手書き
手書きの重要性については、もう言い尽くされた感がありますが、飲食向上委員会では実は手書きはあまり推奨していません。
理由は(世代にもよりますが)活字文化が大きく発達しているので、平成生まれ位からは手書き自体に馴染みが薄いということ。そして、文字による温かみとか気持ちとかを伝えるのは実はかなり高度なテクニックを使うからです。
それよりも感情を伝えるなら絵文字の方が効果的ですし、現代では無料で多彩なフォントが画像で雰囲気を表すこともできます。
ではどんなときに、手書きを使うのかというと「緊急性の高いもの」の場合です。
手書きを使うことで、「今だけですよというタイムサービス」や「仕入れによって変わった日替わりメニューですよ」。ということが伝わるのであれば手書きが有効です。
もちろん、字がとても上手な方ならこの限りではありませんが・・・
ここ一番での手書きもうまく使ってみてください。
その他外観注意すべきこと
外観と言いながら、地上看板の話が多くなってしまいましたが(コストがかからずにすぐできるという条件だとそうなってしまいました・・・)、それ以外にも外観チェックポイントがあるので、基本的なことも含めて列挙しますね。
- 駐車場が大きなお店は必ず車を入れておく(先客がいないと不安になります・・・)
- 電灯切れはチェックする(LEDにすると良いですね)
- 外回りの掃除をするときには水をまく(ちゃんと掃除をしているというイメージがつきます。)
- 営業前はもちろん、営業中も時々外に出て、チェックをしましょう。(全てのことに言えますが視点目線が変わると全く見えるものが違います。)
他にもいろいろなことがありますし、お店の立地によっても外観は全く別の手法になりますので、もしご希望でしたら、画像が動画で無料診断いたします。
まとめ
- 飲食店ではお店の外観がとても重要(SNSより優先順位高い)
- 外観でSNSや広告宣伝と組み合わせてイメージを統一してブランド確立
- ダサいけれども一文字POPは心理をついた有効手段
- 手書きは緊急性が高いときだけそれ以外は活字が有効
最後までご覧いただきありがとうございました。少しでも今の状況を打破するためにお役に立てれば嬉しいです。
今日もあなたのお店が益々繁盛しますように!
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