勝つ為には自分を理解しよう!
2000年以上前、孫子は「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」と言っています。相手のこと知って、自分のことを知っていれば負けることはないという意味ですが、2000年経っても人が自分のことを知るのは難しいですね。
あなたはあなたの店に強みを理解していますか?
なぜ自分を知らないといけないのか
お店が自分のことを自分が理解していないと二つの問題が発生します。
- 「売るべきもの」が明確でなくなり経営資源の集中ができなくなる。
- 「店の魅力」が感じられなくなり、マーケットに訴求する力が弱まる。
つまり「店のウリ」が何かが不明確であれば、当然お客様は何を注文してよいか分からなくなります。そうなると、結局評価が低くなります。(正確には脳に「強い」記憶が残らなくなります。)
のれんがある老舗や宣伝力のある大企業は店自体を「強く」覚えてもらうことができますが、小規模店舗は「店員さん自身」を覚えてもらうか「逸品」を覚えてもらうしか「強く」記憶を残す方法がありません。
なので強みを知り、それに磨きをかけていくことが重要です。これができていない事がお店のうまくいかない一番の理由です。
※よく原因として、美味しくない・接客が悪い・店が汚いと(いわゆるQSC)が理由に上げられますが、少なくとも私の経験上は「売れてしまえばあばたもえくぼ」ですので、これらの意見は後付けです。さほどおいしくないくても売れてる店はたくさんありますし、接客自体をしないという流れは人手不足が続く現代では主流になってくると予想されます、キタナシュランという言葉があるほど、店舗のスタイルによっては汚くてもよいとする客層も何割かあり市場として成立します。そもそも個人店でこれらを全て網羅しようとする方が限られた経営資源(大抵の場合は店長・店主の時間)を割かれてしまいますので、まずリソースを集中すること、売上を軌道に乗せることを考えましょう。
強みを見つける方法
それでは強みを見つけるにはどうすればよいのか。その方法についてみていきましょう。強みを見つける方法は2つです。
- 自分で列挙する。
- アンケートで収集する(自店で作成またはグルメサイトのコメントを参考にする)
自分で書き出すのは紙とペンがあれば今すぐできますよね!アンケートは弱み改善のために使われることが多いですが、それは大企業向けなので小規模店舗では客観意見を取り入れ強みを確認・強化する方法として使った方が良いでしょう。
アンケートなんてどうすればよいかわからないという方にはまた別の機会に書きたいと思います。
まずは、自分で自店の強みを10個書き出してみましょう。そんなにないと言う方もいらっしゃるかも知れませんが、何でもいいんです。目線を変えてみてください。悪いと思っているところもいい所です。
例
- 店がせまい⇒アットホームな営業ができる
- 立地が悪い⇒地代が安い、知っていると自慢できる店 etc…
※お店を改善する上で「考え方」を変えるのはとても重要で、ここで良い所を見つけるということが実はお店を良くする大切な一歩なんです。料理・こだわっている食材・仕入先・店の場所・スタッフの経歴・内装等々なるべくいろんな視点から拾い出してみましょう
まとめ
強みのリスト作ることができましたか?それを今までアピールできていたでしょうか?どんなお店にも良い所があってそこを生かすことができれば、繁盛店への道が拓けてきます。次回はリストアップした強みを「デザインする」という話をしたいと思います。
続きはこちらから
最後までお読み頂きありがとうございました。この後に飲食向上委員会からの無料のおすすめの情報があります。ご興味あるものあれば登録してください。強みの分析もできる無料診断の申し込みも下のバナーから申込できます。
コメント