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【現代版孫子⁉】自己分析をして「個性を生かして戦わずして勝つ」①

経営快善室
たかP
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おはようございます。飲食向上委員会のアラフィフたかPです。孫子ってご存じですが、歴史好きな方ならご存じだと思いますが、中国の古代の兵法家です。古典には現代に通じる原則が書かれていることが多いですよね。

人気漫画のキングダムやゲームで人気の三国志よりも前の時代の人なんで、その登場人物にも影響を与えている人なんですね。

それが現代の経営にどのように役立つのかな?

■なぜ自己分析が必要?

中国の二千年以上前の兵法家孫子は
「己を知り他を知れば百戦危うからず」
と言って行動を起こす前に分析をすることの重要さを説きました。企業経営でも戦略策定をするにあたり分析は必要不可欠のものです。
しかし、小規模事業者にとってはなかなか分析に経営資源(シンプルに言えば時間とお金のこと)を費やせないですし、ノウハウがないのが現実ではないでしょうか?

それでも自己分析をせずに本当の自分のこと知らないと必ず問題が生じてきます。

例えば・・・

2021年現在の世の中は大変便利になってどこに行くのも、スマホで目的地を入力すれば、経路を出してくれます。でもこれはGPSで現在地を常に把握しているからできることなんです。
お店の繁栄も同じです。自分の現状(現在地)が分かっていないと行くべき道が正しく示されません。誰でも情報を手にとることにできる現代では成功事例も多く知ることができます。しかし、成功事例とあなたの店の現状の距離と方位を理解していなければ、その成功事例は全く役に立ちません。

恐らく今、このブックを読んでいるということはあなたのお店の状況は決して良い状況とは言えないと思います。もちろんあなたもいろいろな対策を打っていると思いますが、今の状況は通常の不況ではなく社会変革の過程だとすると、全く対処方法が変わってきます。(店舗規模・地域によっても影響は変わってきますが既存のままでは対応できない人・モノ・金の流れの変化がおこるのは確実です。)

自分の現状を知らないと陥る危険な事例

一つ事例をあげてみましょう。

稲盛和夫氏と言えば現代の日本で高名な経営者の一人で著書も何冊もあり、経営者が尊敬する経営者です。ある経営者が稲盛氏が徹底的なコスト見直しを図り、倒産寸前であったJALをV字再建したという話を読んで、自社においても「無駄の削減で利益を追求だ!」と叫んで、社員に徹底を指示しました。


その会社はどうなったでしょうか?
元々収益力の高くないその会社は、ワンマン社長の経費削減指示によって、必要な経費の使用や投資をできなくなり、お金を使えない分、社員の負担は高くなり、意識・モチベーションは低下、売上はズルズルと右肩下がりに落ちていくというマイナススパイラルに陥ってしまいどんどん規模を縮小せざるを得なくなりました。

この話をもっと分かりやすく例えると体重100kgを超えていた所謂メタポの人が食事療法によって健康診断数値が改善した話を聞いて、栄養失調状態の人にさらに食事制限をすれば健康になるからと言って、ダイエットをさせるようなものです。

文書にして読むと「バカだなぁ」と思うのですが、自分の状況を把握せずに他の人の成功事例をまねて失敗することは本当に頻繁におきています。

自分の状況を把握していなければ最善策を打つことはできない。

自己分析のポイントは自分の強みを知ること

さて、話を戻して、あなたのお店の分析についてどうすれば良いのでしょうか?

実際、大企業と同じように予算と時間と人財を使って分析活動をすることは現実的ではありません。小さな組織の場合は以下の3点に絞って自分の現状を分析することが一番効果的です。

  1. 自分の強み(STRONG POINT)を明確に理解する
  2. 他店の現状を知り、差別化ポイントを明確に打ち出す
  3. 顧客は誰で、何を欲しているかを理解する

分析というと、弱点を調べてそこを改善するという手法を考えがちですが、(そのように教えられてきた方も多いと思いますが)それは完全に間違いなのでやめてください!

なぜなら・・・

弱点を見つけるのは強みを見つけるより簡単なのですが、弱点を直すことは高いコスト(時間・労力・お金)が必要だからです。つまりその手法は小規模事業者にはあっていないのです。

むしろ、しっかりと強みを生かして一点突破を図るのが、V字回復の正攻法なのです。(これはランチェスター戦略にも合致した戦略上理にかなった手法です)

※もし、あなたの店に致命的な弱点があるとするならば、その場合は自分で直そうとしないであなたの弱点が得意なメンター・コーチから教えを仰ぐと良いでしょう。(もちろんその場合には適正な費用が掛かります→だからこそ強みのブラッシュアップに力を入れるべきとも言えます)

重要なのは自分の強み「個性」を生かすこと

話をもとに戻して、強みの分析の話をすすめますね。自分のお店の強みを知るということは言い換えれると「あなたの個性」を生かすということになります。

これは個性が尊重される現代にマッチした戦略ですし、自店の個性をしっかりと打ち出して、市場に指示されれば競合店と無駄な争いをする必要がなくなります。これは前述の孫子のいう究極の兵法は「戦わずして勝つ」ということにつながると思います。

ぜひ、あなたの個性を生かした素敵なお店を作ってください。

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まとめ

  • 古くから分析で自分を知ることは重要であった。
  • 自己の現状を把握しないで、成功モデルを取り入れようとすると失敗をする
  • 現代においては弱みを知って直すことより強みを知って生かすことが重要
  • これは個性が尊重される時代の流れに沿っている
  • 孫子から二千年以上たって、戦わず勝つが実践される時代が来ている

最後までご覧いただきありがとうございました。少しでも今の状況を打破するためにお役に立てれば嬉しいです。

今日もあなたのお店が益々繁盛しますように!

ご意見・ご感想などございましたらこちらまで

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