売上アップの最後の決め手は「看板力」
おはようございます。飲食向上委員会のアラフィフたかPです。看板娘という顧客を呼ぶ力のある女性ということで一般的に定着しておりますが、(このご時世なのでこの言葉も消えるかもしれませんね。)あなたのお店の「本家看板」はちゃんと顧客を呼び寄せているでしょうか?今日は看板について考察してみましょう!
飲食向上委員会とは、アラフィフたかPが個人店・一部上場企業での現場・マネジメントで飲食業界に長く携わった経験から飲食業界とそこに携わる人々が物心ともに豊かになることを目的に設立しました。 |
お店の広告宣伝にはいろいろな要素がありますが、前を通っただけなのに気になるお店ってありませんか?
また反対に、ネットなどで検索してここに行こうと思って店の前に行ったらイメージと違って行くのをやめたという経験はないでしょうか?
私も情報収集をかねて食事をするときは極力行ったことのない店に訪問しているのですが、ネットで調べて店の前まで来て帰ったことが何度もあります。
その理由は「単純に汚い」場合もありますが、「もっと直感的に入りにくい」という場合が多いです。タイトルにも入れましたがこの世は一期一会です。ちょっと気になって入った人があなたの店の常連になるかも知れません。せっかくの縁を逃さないようにする必要があります。
それでは縁の逃さないためにはどうしたらよいのでしょうか?
顧客は来店するにあたって、全くノープランでくることはありません。これを言い換えるとある程度イメージをしたうえで、来店します。そのイメージと違う「違和感」を感じたときには購買意欲が減退します。(これがプラスに作用した場合が「感動」という状態です。)
この「違和感」をなくすことが実はとても大切なのです。消費者は店を厳密に採点しているわけではないので、なんとなく感じた違和感がお店の減点対象となってしまいます。その違和感をなくすためにも外観をブランドイメージと統一させる必要があります。
例えば、個人でお店を開く場合は居抜き物件からスタートすることも多いと思うのですが、例えばスナックの居抜き物件でラーメン店を開業する場合、重厚な扉・窓なく中の見えない外観は常連相手に夜の商売であれば、違和感がないですが、ランチタイムにふらっと入るには入りにくいですよね。これをフォローするのが、立て看板などになります。お店のイメージが伝わるものをしっかりと配置しましょう。
もう一つが入店を妨げるのが「不安感」です。
厳密に言うと前項の「違和感」も小さな不安感とも言えます。
通常の店舗であれば、商品を見て気にいらなかったら帰ることが可能ですが、飲食店ではほぼ入ったらお金を払うまで帰れません。つまり入ったら最後必ず購入しなければならないのです。(たまに注文する前に帰る方もいますが、ほとんどいないですよね!?)ネットで調べた情報が本当であるかどうか不安にさせないために店頭の必要な情報を掲示する必要があります。
顧客を動機付ける情報を全てのタッチポイントで統一して出す
つまり、ネット上で検索した情報→店頭にある情報がきれい一致しており、それを確実に顧客が視認できるということが重要です。(これが以外とできていないことが多いんです。あなたが思っている以上に他者にはうまく伝わっていないことって多いんですよね)
※タッチポイントとは顧客との接点のことです。この場合は特に接客しない場面(インターネット・看板・メニュー)などを指します。
ポイントとしてはツイッター限定・食べログ限定という情報以外のことは繰り返しになっても同じ情報を確実に店頭にも設置する。(ちょっと細かくなってしまいますが、SNS限定という情報を発信した場合も数か月間定着するまでは、店頭にSNS特典ありと表記しましょう。それでフォロワーになってくれたらプラスですし、その場で登録してすぐに消されたとしても宣伝をすることに対するコストを割り切りましょう)
あとは、SNSで情報発信をするなら、外観・内観の画像は入れておき予め店舗をイメージしておけるようにしましょう。
統一しておくべき情報は以下の通りです。(広告の項目で書いておくべきものもありますが、ご了承ください)
- 店名・・・何当たり前のことを!と思うかもしれませんが、よく見ると結構統一されていません。(カタカタ表記・英語表記・略称・キャッチコピーの有無など)
- 看板商品・・・できればNo.1.2.3などランク付けをして3個以内
- おすすめ商品の商品名と内容、金額(画像あればベスト)
- その他の3~5商品の商品名と価格
メニューがそのままおいてあるお店などもありますが、やめた方がよいです。
理由→顧客はじっくり見てるほど暇ではないですし、ターゲットを絞るという視点で考えましょう(メニューを見て探す人はあなたのお店のファンになってくれる確率が低いです。)
建物の構造上入りにくいお店の場合の注意点
窓・扉から中が見えないお店の場合は特にメニュー名などに工夫をしましょう。特に雑居ビルの空中階にあるお店などの場合は、看板スペースなどにも限りがあるので、画像はもちろんですが、スペースに限りがあるので「言葉の力」が重要になってきます。アイデアをしっかり練って「強い言葉」で吸引力を高める必要があります。
POP・メニューでよりよいクロージング(契約)
顧客が店内に入ってからも、最も重要なオーダー選択があります。メニューの決定は、ビジネスでいえば契約締結ですから、シンプルに最も双方にとって良い契約を結ぶ必要があります。POPやメニューもしっかりとコンセプトに合わせて作りましょう。デザインをおしゃれにする必要は基本ありません(業態・客単価によっては必須ですが・・・)
それよりも、
- ネット上で宣伝しているものと店舗のメニューとで推しメニューが違う
- サービスメニューとか日替わり・月替わりメニューなどの変更もれ
- 終売(売り切れ)の伝達ミス
- 古いPOPが掲示されている
など違和感・不信感がでないことが重要です。
→季節メニュー変更時の張替や時間帯変更時の差し替えなど、漏れがないように少人数のスタッフであってもチェックができる体制をつくりましょう。
ここでイチオシのメニューに誘導できなければリピート率はぐっと下がります。今日の売上ではなく、未来のファン・信者獲得のためにお店の看板メニューへ誘導する流れをしっかりと構築してください。
まとめ
- 看板は最大の集客ツール!有効に活用しましょう
- 有効活用のためには顧客が通るタッチポイントが重要
- タッチポイントは以下の3つ
- ネット【グルメサイト・Google・SNS】
- 外観【看板・店外POP】
- メニュー・店内POP
- これらの情報のわかりやすく整合性を整えることが重要
最後までご覧いただきありがとうございました。
今日もあなたのお店が益々繁盛しますように!
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